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男性保育士の0歳児保育

2019/02/25


「男性保育士の問題」「男性保育士の悩み」シリーズの第2弾。

今回は男性保育士の0歳児保育についてです。

男性保育士はどうしても幼児クラスに配置されがちで乳児クラスはどちらかというと女性が配置される方が多いです。

ではその中でも「赤ちゃん」の対応となる男性保育士の0歳児保育についてはどうなのか解説していきます。

 

※「男性保育士の問題」「男性保育士の悩み」シリーズの第1弾はこちらから。

http://hoiku-youchien.com/2019/01/13/danseihoikushi/

(男性保育士が保育現場で気を付けていること)

 

 

◆男性が0歳児クラスに配置される割合

・筆者が保育系の人材会社と共に統計を取ったところ、東京都内の0~5歳児を対象とした認可保育園で男性保育士が0歳児クラスに配置されている割合は20~30園に1園程度。

(小規模保育園や認証園ではどうしても0歳児を担当することが必然的に多くなるため今回のテーマでは対象外)

単純に考えれば0歳児クラスに配置される可能性は5分の1なのですから、当然この数字は女性と比べると明らかに低い数字になります。

(実際、0~2歳児クラスは3~5歳児の方が保育士配置が多いので0歳児を担当する可能性はもっと高くなります。)

 

 

 

 

◆男性保育士が抱える一番の問題点(男性保育士のおむつ替え)

・0歳児クラスではおむつ替えが必須。そうなると男性保育士が女の子の赤ちゃんをおむつ替えすることになります。ここで起きる問題が、保護者が自分の娘のおむつ替えを男性保育士にして欲しくないという率直な意見があることです。特にこの問題はお父さん。つまり男性の保護者が強い嫌悪感を示すことが多いです。

この問題はどうしても避けて通ることは出来ません。特に近年の保育業界では子どもの人権問題を厳しく言われており、おむつ替えについては外部は当然のこと、一緒に過ごす子どもたち同士でもみられないように配慮するよう指導が入っています。その為、おむつ替えは原則トイレで行うことになります。そうなると密室で行われることになる為、以前掲載した男性保育士の保育現場で気を付けていることで述べた様に女児と二人っきりになってしまうことになるのです。

 

 

◆男性保育士をわざわざ0歳児に配置する必要性

・これだけ問題視されている状況でわざわざ男性保育士を配置する必要があるのか??

いきなりの結論になってしまいますが、答えは必要なし。抱えるリスクが大きすぎます。また0歳児は基本的に母親に育てられることが多いため、母親と同じ同姓である女性保育士が担当した方が家庭と近い環境にすることが出来ます。また0歳児に限って言えば男性保育士が女性保育士よりも秀でている特性は不必要であり男性保育士の長所を生かすことが全くできません。0歳児クラスでは細かな気づきと常に子どもたちから視線を離さないこと。そう考えると0歳児クラスでは男性保育士よりも女性保育士の方が適正はあると言えるでしょう。

 

 

◆0歳児クラスの経験は園長としては大きなメリット

・どのクラスも重要ではありますが、保育園で特に園長とクラスと保護者の連携が必要なのは0歳児クラスです。0歳児は感染症やアレルギーなども含めて育児相談に繋がることが多いため、保護者との連携はとても重要で多くなってきます。また突然死を含む命に直結する重大事故にもつながりやすいクラスなだけに園長が0歳児クラスの特徴やその様子を把握しておくことは必要不可欠。なので園長・主任といった役職に就くにあたり0歳児クラスを経験しておくことは大きなメリットになるのです。

 

 

◆男性保育士が0歳児を担当するには

・全ては『信頼』です。この信頼は職場の保育士たちからの信頼と、保護者からの信頼です。男性保育士であっても関係者全員から信頼されていればおむつ替えだって全く問題はないのです。実際に筆者は0歳児の担当をしていたことがあります。当然おむつ替えもすることもありました。(極力、おむつ替えは女性保育士が担当していました。)この配置が実現できたのは以下の条件が整っていたからでしょう。

 

1、保育士経験としては中堅であり、その保育園では就任3年目であった。(ある程度の経験が信頼に繋がった)

2、既に父親として0歳児の子育てを経験していた。(自身の経験を保育や保護者対応に活かせるというメリットと保護者への安心感がある)

3、年齢が保護者に近かった(若すぎても不安、年上すぎると違う不安が生まれてしまう)

4、0歳児全員が兄弟児で既に私と保護者の間には一定の信頼があった。 (これが一番重要な要素だったかもしれません)

 

上記条件が整っていたことで、私は男性保育士として0歳児クラスを担当することが出来ました。

しかし、もしかしたら保護者の中には快く思っていない保護者の方も居たかもしれません。この時、保護者や職場の同僚たちから不信感やクレームが入っていたら途中で交代することもあったかもしれません。

 

 

◆0歳児クラスで心掛けていた男性保育士の配慮とは

・やはりここでも男性保育士として心掛けていた配慮がありました。

 

1、おむつ替えは極力、女性保育士に担当してもらう。

2、おむつ替えを担当するときは、手際よく時間をかけないことで誤解を招かない。

3、男女問わず、発疹など気になることがあったら、一人で確認せずすぐに他の保育士を呼んで一緒に確認をする。

 

他にも、口調や動きを意識してゆっくりにしたり、自分の子どもが0歳児だった時の子育て経験を活かした保護者とのコミニケーションなど色々あります。やはり幼児とは異なる配慮を色々と意識しながら保育をする必要がありましたが、実際にこのような経験をすることにとって、保育園全体のことをより理解することに繋がり、保育士として大きく成長することが出来たと思っています。同じ1年であっても0歳児クラスの成長のスピードは大変著しく、子どもの成長発達を最も身近に感じることも出来ました。この0歳児クラスを経験するということは、保育士として大変貴重な財産になることは間違いありません。

 

 

 

◆この記事のまとめ

・今回は、筆者自身の経験をベースにした解説になりましたが、おそらく今後、私が0歳児を担当する機会は正直ほとんどないと思います。私が0歳児クラスを担当できたのは私自身が一度は経験してみたいという強い希望と、上述に記載した様々な要素が偶然揃ったからだと思っています。当時を振り返れば自分のことを信頼してくれていた園長先生、保育士仲間、保護者の皆さん全員に感謝しています。ただやはり同じ保育士でありながらこのような性別の悩みや壁があるというのは、どうしてもこの保育業界においては仕方がない部分があります。しかし同じ保育園で働いているのですからやはり男性保育士にも0歳児の経験はしてもらいたいというのが私の率直な想いです。この男性保育士が抱える悩みや問題点については第3弾も予定しておりますので、皆さんからもご意見・ご要望お待ちしております。

 
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