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保育現場に出る時に大事な話

新人保育士向け“保育の参考書”①(新人保育士の悩み)

2019/03/18


 

「保育に関する書籍は多くあっても保育に“正答”はない。だから保育は面白い」

ある有名な男性保育士さんの言葉ですが、まさにその通りでだからこそ各保育園にもそれぞれの考えや保育方針が異なるからこそ、新人の保育士さんはどのように働いていけばよいか、色々と壁にぶつかり悩むことが多いです。

そこで、今回は実際に東京都内の認可保育園の保育園長、保育主任の皆さんに本音で新人保育士さんに関する想いを率直に聞いてきました。

 

 

 

◆“基本に忠実“新人保育士が最初に意識しなければいけないこと。

・新人保育士さんや若手保育士さんは自分の色を積極的に出そうとする姿勢がみられることが多く、このような意欲は大変魅力的で私たちも高評価です。しかし、十分な経験や実績が備わっていない状況で自分の色を出そうとすると、色々な部分でほころびが出てきてしまいます。まずは自分の色を出すという加点法ではなく『堅実な仕事を確実にする』という考えを持ちましょう。

 人間の評価というのは、マイナス面が目立ちがちで相手に対する印象も強く残ります。特にまだ関係が築けていない新人保育士は、保護者や先輩保育士から見ると最初の印象が根強く残ってしまいます。そこから評価をあげるというのは大変難しいことになります。そして保育園は組織全体で子どもたちを見守ることから、チーム集団として輪を乱すことを先輩保育士たちは嫌がります。まして一番努力しなければいけない新人保育士が自分の目立つことばかり意識して肝心の基本を疎かにしてしまえば、当然印象は悪くなってしまうのです。

 保護者や子どもたちのことばかり考えがちですが、まずは組織の一員として先輩保育士からの信頼を築くことを意識しましょう。そうすれば先輩保育士たちがあなたのことを守りつつ、色々なことを丁寧に優しく教えてくれますし、職場の居心地もよくなるでしょう。

 

 

◆保育士の評価は加点法ではなく減点法。

保護者や保育園の同僚が求めているのは、“長所の多さ”ではなく“短所の少なさ”です。

 保護者は子どもの長所を伸ばして欲しいという気持ちは確かにありますが、それ以上に自分の子どもにマイナスの影響を与えるのは辞めて欲しいという気持ちの方が明らかに強く、保育園のせいで子どもが悪影響を与えられたというのが一番嫌がります。また子どもへのチャレンジ精神的なものを提供するのもご法度で、その結果ケガを招いてしまうことに繋がれば当然、信頼は失います。

 どんな形であれケガをさせてしまうことは保育士としては失態であり、それを招く行動はプロとして信頼を得ることは出来ません。またそれは職場内でも同じです。保護者の信頼を失うことは保育園全体の信頼を失うこと。保育園はチームであり、保育園全体で子どもたちを支えているのですから、輪を乱すことに繋がる行動は当然、悪印象です。

 また提出物が遅れたり、一つひとつの仕事が雑であったり、報告や連絡が抜けているといった基本的な行動面もしっかり見られています。保育園は営業とは違って売り上げのような数字で評価されるものではないので、日頃の行動一つひとつを大切にし、日々の当たり前の行動が信頼という評価に繋がっていくのです

 

 

◆この記事を「つまらない」と感じたら保育士として失格!?

・上述の内容を読んで、つまらないと感じたら保育士として向いていないかもしれません。

 

◆保育園の主役は誰ですか??◆

 

 これが全てです。保育園の主役は子どもたちであり、その子どもたちを一番身近に支えている保護者です。厳しいことを言えば、保育士の考えや自分の想いなんてものは二の次で、どんな時でも主役は誰なのかということを考えなければいけません。

 新人保育士がつい陥りやすい失敗が、自分が主役になってしまうこと。それではただの子ども好きです。ただの子ども好きとプロの保育士の違いは何なのか。それは確かな専門知識をもとに子どもと保護者にとって最善の選択をすることです。新人保育士さんは何かに悩んだときは常にこのことを原点に物事を考えるとよいでしょう。

 

 

◆保育士の基本は社会人の基本。保育士は特別ではない。

・保育士は専門職で、サラリーマンやOLのような会社人ではないという考えをもった保育士がいますが、これは間違いです。

 保育士だって社会人です。つまり保育士は特別な職種ではなく、他の職種と同じと考えればよく、社会人としての基本的考え方を学んでいけばそれでよいのです。逆をいえばこの発想を持つことが出来ない新人保育士さんが色々なことがうまくいかず悩んでいることが多いです。

 保育士さんのよく言われる合言葉「ほう・れん・そう」新人時代は恥ずかしく感じたこともありましたが、先輩保育士や主任・園長になってわかったことは、全ての基本は『報告・連絡・相談』の「ほう・れん・そう」であり、これが出来る新人保育士は間違いなく保育士として信頼される人材になっていくでしょう。

 

 

◆結果はすぐに出るものではなく1年後に出るもの

・「信頼」について多くを語ってきましたが、その信頼はすぐに結果には出てきません。まずは1年地道に頑張ってみてください。振り返ってみたときに信頼と結果というのは積み重なっているものです。むしろすぐに出るような結果は本当の結果ではありません。

言葉を言いえれば、だからこそ3月末に子どもたちを進級させた時に、保育士として一つの安心感と達成感を得られるのであり、保護者から『ありがとうございました』という暖かい言葉をもらうことが出来るのです。

 

 

 

 

◆ここで初めて自分の色をだすことが出来る。

・ここまで正直“我慢”の文章が続いていましたが・・・保育士に大切なことは笑顔です。そしてその笑顔というのは心から楽しむことで最も輝くことができ、その笑顔が子どもたちの笑顔を更に引き出すものです。

 保育を心から楽しむには自分の想いを表現すること。

 つまり基本に忠実な行動を積み重ねた上で初めて自分の色をだす準備が備わるのです新人の保育士とベテラン保育士の違いはここがポイントの一つかもしれません。そして保護者も日々の信頼があって初めてその先生の長所や特色を受け止めてくれるようになるのです。

 

 

◆子どもにばかり気を取られていてはダメ??

・つい子どもたちのことばかり考えがちですが、プロの保育士として子どもたちをサポートする為には保護者と仲間の保育士からの信頼も考えなければいけません。

 「じゃあ子どもは二の次ですか??」

 違います。そこまで周りのことを考えられる保育士はちゃんと子どもたちのことも考えられているはずです。そして不思議なことに保護者からも職場の仲間からも信頼されている保育士は、子どもたちからも信頼されている先生なのですよね。

 

 

◆この記事のまとめ

・今回は新人保育士時代を経験した先輩保育士たちの本音で新人保育士の悩みについて解説しました。正直とても固い印象の記事になりましたが、逆をいえばそれだけプロ意識をもつ程、保育士は大変な仕事であり誇りある名誉な仕事だといえるでしょう。また今回は内容が長い為、記載できませんでしたが、新人保育士の悩みの一つでもある保護者対応についても改めて別記事で記載したいと思います。結論から言うと、新人保育士にベテラン保育士と同じ保護者対応は出来ません。それは・・・また次の機会に納得のいく理論を添えて記載したいと思いますのでお楽しみに。

 

 

いかがでしたでしょうか。

今回は実際に東京の保育現場で働く男性保育士の考えを掲載しましたが、この記事の続編が見たい。もっと知りたいことがあるなど、ご要望があれば下記問い合わせフォームよりお申し込みください。
 
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