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保育現場に出る時に大事な話

実習生や新人保育士の準備(服装や持ち物)

2020/06/03


・保育園や幼稚園の実習初日や初出勤日。
事前の確認で「動きやすい服装で必要そうなものだけ持ってきてもらえれば大丈夫だから」なんて言われることがよくあります。
保育実習生や新人保育士からすると、ちゃんと指定してもらった方が助かるのですが……っという悩んでしまう方のために、今回は服装についての注意点と、持っておくと良いものについてお伝えしていきます。

保育園と幼稚園の服装

・保育園の場合、基本的にはTシャツやポロシャツのみ貸し出しか、特に指定なしといった場合が多いです。
ズボンについてはGパンがNGという園が多い傾向にあります。また、ジャージについては「最も動きやすいので推奨している」といった園もあれば、「だらしない印象を与える」といった園もあり賛否が分かれています。
こうした点も考慮すると、チノパンが一番無難だと思います。

意外な点ではエプロン。株式会社や幼稚園。複数展開している社会福祉法人では通常の保育中はエプロンの着用を禁止しているところもあります。

このエプロンですが、キャラクターNGといった規定を設けていることもありますので、初日は無地が一番無難ということも覚えておきましょう。

(今のご時世、エプロンを着て育児をしている方は少なく、保育士以外エプロンを着ている人は見かけません。その為、給食の時のみ着用という所が増えています。)

また、パーカーを中心としたフードつきの洋服は避けたほうが良いです。
思わぬ事故を防ぐため、子どもたちに対してもパーカーの着用を禁止している園が多いです。
子どもたちから「どうして先生は着ているの!?」なんて思われないようにも着ないようにしましょう。

幼稚園の場合は先生たちも制服があることがほとんどです。
当然ですが、着崩したりはしないようにしましょう。
学校で注意を受けている可能性が高いですが、髪の色については基本的に黒くしていきましょう。

 

◆身近な答えは先輩保育士にあり!

・保育園や幼稚園の服装については、本当に様々です。株式会社系の保育園や幼稚園は傾向として統一されているところが多いですが、やはり社会福祉法人の保育園などは自由が多いです。

この場合のヒントと答えは、先輩保育士の服装にあります。事前のオリエンテーリング等の際には、保育園内の見学とあわせて必ず先輩保育士の方々の服装をチェックしておきましょう。

先輩保育士と同じ格好をしておけば基本は問題ありません。この時に注意するのは1人ではなく、必ず3人以上チェックしておくこと。そして気になることがあれば・・・「職員の方々の服装を拝見していたのですが・・・」という形で質問をしてみるとよいでしょう。

 

★POINT

1、エプロンの着用ならびにどのようなデザインを身に着けているか。

2、上履きはバレーシューズがスニーカーのような室内履きか。

3、ズボンはチノパンかジャージか、それとも自由なのか。

4、上半身はTシャツ、襟付きのポロシャツ、上着はどのようなものであれば大丈夫か。

5、名札はつけているか。

6、メイクは一切禁止か、それとも少しでも身だしなみ程度にしなければいけないのか。

この6項目は必ずチェックしておくとよいですね!

 

 

 

保育中に必要な持ち物

ポケットティッシュ

・普段から持ち歩いている方も多いと思いますが、保育中は常にポケットティッシュを少し多めに持っておくと良いと思います。
子どもたちが鼻をかみたいときや、急に鼻血を出してしまった時など、たくさんの場面で重宝します。

わざわざ購入しなくてもよいですが、街で配っているものの場合は、保育園にふさわしい宣伝のティッシュかどうか注意しておきましょう。

(先輩方が直接箱から出して折ったティッシュであっても実習生、新人さんは必ずポケットティッシュにしておきましょう。)

 

ハンカチ

・これを忘れた場合は立場が全くありません。子どもたちに手洗いの指導をしている立場である保育士が手を拭くものがないというのは論外です。

また保育園では火災の際にはハンカチやタオルで口を防ぐように指導をしていますので、ハンカチは必須です。

 

 

メモ帳・ペン

実習中や勤務開始直後は思わぬタイミングで色々と教わることがあります。
ただ、保育中は本当に忙しいもの。終わった頃には教えてもらっていることがほとんど抜けてしまっている場合があります。
思い出せない…でも聞けない…どうしよう…そんな時に見返すことができるように走り書きで大丈夫ですので、しっかりとメモを取る習慣をつけましょう。

※保育園や幼稚園によっては保育中のメモ取りは禁止になっている場所もあるので、事前に確認しておきましょう。

 

 

保育用の着替え

・水遊びで濡れてしまったときや子どもたちが嘔吐してしまった時など、保育の現場では何が起こるかわかりません。
そんな時に着替えを用意しておくと、その後も落ち着いて対応することができます。先輩保育士たちはロッカーに上下1着ずつ着替えを持っています。

靴下は保育中だけでなく意外と通勤の際にも濡れたりするので替えは必要です。

 

いつでもできるオリジナルの手遊びを一つ

・これは必須ではなく、これを持っているかどうかで自分を助けられるかどうかの切り札です。

保育実習生や新人保育士の悩みの一つに、子どもが集中しない、時間がもたないということが多々あります。この際にいきなり主題の話をしたって全く話を聞いてくれません。こういう時には手遊びが一番効果的。その手遊びが既に知っているもので、保育園で行っているものと内容が違うと「あれ??」となってしまいます。

そこでオリジナルの手遊びを実践してみてください。難しいものでなくて構いません。子どもたちは新しいものにはとても興味を示すもの。初めての手遊びであれば、一度では憶えられないので繰り返し行うことが出来ますので自然と楽しみながら時間をつぶすと同時に自然と子どもは集中するものです。そしてその手遊びをきっかけに子どもたちとの関係が築くことにも繋がるのです。

こういった部分は先輩保育士たちもしっかり見ており、あなたへの評価にも繋がってきます。先輩保育士からしたら保育園で使える新しい手遊びが増えたら、とても助かりますよね??

このような何気ない行動一つひとつが保育現場では大きな武器となり、保育実習生や新人保育士にとって大きな手助けになるかもしれません。

 

 

 

 

https://twitter.com/yu_ki2016

(保育士Yu-ki ツイッターアカウント)

 


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