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保育士マニュアル

2019/02/11


このサイトのタイトル通り、保育には参考となる情報は多くありますが、明確な答えというのはありません。

しかし近年の保育業界においては、保育園に様々なマニュアルが必要となり、実際に保育所の監査や第三者評価ではマニュアルをもとに調査が行われています。

今回は、一見無縁に思われがちな保育業界において様々なマニュアルが存在することを解説していきたいと思います。

 

 

◆保育士マニュアル①・・・そもそもマニュアルとは??

・「手引書、取扱説明書」という意味をもつマニュアルですが、ある条件に対応する方法を知らない者(初心者)に対して示し、教えるために作られた文書であるといわれています。『マニュアル人間』という言葉があるように、基本に忠実すぎて応用の効かない固いイメージも沸く人も少なく、保育士には無縁と思いがちですが、実は近年の保育業界においてマニュアルというのは必要不可欠なものとなっています。このマニュアルは様々な名前で保育所に多数存在しており、近年話題になりつつある保護者対応の難しさや運営側によるパワハラなどから保育士を守る役割も果たしています。

 

 

 

 

 

 

◆保育士マニュアル②・・・保育士を助けてくれる参考書

・マニュアル×2と言われると、正直堅苦しいイメージが湧くかもしれませんが、マニュアルが全くない保育園の方が正直働きにくいかもしれません。マニュアルは絶対に守らなければいけないルールではあるものの、一番身近な参考書であり、困ったときにはこの内容通りに進めれば問題ありません。もしマニュアルがない保育園ではどのような問題が発生するのか。それは緊急事態が発生した際に、自分の判断で全て対応しなければいけないのです。

例えば、遅番の時間帯に職員は正職員のあなたと、保育補助のパートさんだけで既に園長、主任は退勤している。そんな時に園児がいきなり40度の高熱で熱性けいれんを引き起こしたとします。緊急事態で園長、主任も連絡が取れない。こういう状況になると人間はどうしてもパニックになりがちです。そうなると冷静な判断が出来なくなってしまいます。こんな時、保育園には保健マニュアルや緊急対応マニュアルといったものが存在するはずなので、困ったときにはこのマニュアル通りに対応すればよいのです。もしこのマニュアルがなかったら、冷静に行動できずに事態は収束できなかったかもしれません。また園長や主任から日頃より対応について指導されていても、やはりパニックになってしまうとどうしたらよいかわからないものです。

そんな時の為に文章にしてまとめてあることで、どんな状況であってもそのマニュアル通りに対応すれば状況を収束させることも出来ます。また何か不測の事態があったとしてもそのマニュアル通りに行動しておけばあなたが責められることはありません。

しかし、このような各種マニュアルが定められている場合、原則として保育士はこの規定に従わなければいけません。しかしこれは保育士だけでなく運営側も保護者も同様です。ではこれよりそれぞれの視点から重要なマニュアル例について解説していきます。

 

 

保育士マニュアル③・・・就業規則(保育士・運営側)

・これは必ず職員は全員が目を通さなければいけません。この就業規則には「給与規定」「休暇規定」「退職規定」といった重要なものが書かれています。

ここに書かれている内容は保育士も従わなければいけませんが、運営側も守らなければいけません。給与について減給された。他の職員より給料が少ない。休暇が取得できないなど疑問に思うことがあればこの就業規則を読み込んでみるとよいでしょう。意外と保育士が知らない制度が多く書かれており、慶弔休暇や子の看護休暇など、様々な休暇が取れるはずなのに教えてくれないから使えなかったり、退職についても『1か月前に書面で提出』などというルールを知らなかった為に、退職時にトラブルになったなどの例も意外と多いです。逆を言えば書いてある内容については当然保育士側も主張することが出来ます。

 

 

保育士マニュアル④・・・重要事項説明、園のしおり(運営側・保護者)

・これは近年保育園において最重要事項の一つになりました。保育園における保護者トラブルは、残念ながらどの保育園でも当たり前のように発生しています。そこでこのトラブル防止に役立つのがこの重要事項説明ならびに保育園のしおりです。ここに書いてある内容は保育園のルールの為、保護者も保育園側も双方が当然守らなければいけません。その為、園長や主任保育士は入園時にその中でも特に重要なことは声をだして読み合わせを行い、最後に保護者に同意書にサインをもらい提出をしてもらっています。もし保護者が理不尽なことや無茶なお願いをしてきても『他の保護者の方にもお願いしている共通ルールなので』とハッキリ伝えることが出来ます。もしそれでもこのルールを無視して保護者側とトラブルが起きるのであれば、それは明らかに保護者側の責任であると証明することが出来るでしょう。

ということは・・・現場で働く一般の保育士も当然のことながらこの内容はしっかり把握しておかなければいけません。この内容を把握していなければ保護者からの信頼を失うことにも繋がりますし、このマニュアルを正しく理解していなかったり、読んでいない保護者からの質問に、間違って答えてしまうことで新たな保護者トラブルを引き起こしてしまいますので注意していください。

 

 

保育士マニュアル⑤・・・その他保育園にあるマニュアルの種類

1、個人情報保護規定

→職員全員が保護者ならびに園児に関する情報を勝手に周囲へ漏らさないための規定です。このルールに基づいて個人情報保護に努めます。

→保護者だけでなく、マイナンバーや履歴書など職員の個人情報の保護についてもまとめられています。

 

2、防犯マニュアル

→不審者対応についてまとめた規定です。緊急時の対応や各機関への通報方法などがまとめられています。

 

3、防災マニュアル

→地震や火災、水害などが発生した際の対応についてまとめた規定です。避難方法や避難場所などがまとめられています。

 

4、保健マニュアル、感染症マニュアル

→園児の体調に関すること(熱性けいれん、嘔吐処理など)や感染症の発生時の対応についてまとめられたマニュアルです。

 

5、子どもの人権関連(近年はこれが重要視されている)

→園児のプライバシーの保護や園児にかける保育士の言葉づかい。児童憲章や子どもの権利条約などをまとめたマニュアルです。

 

6、実習生受け入れマニュアル

→実習生が保育園で実習をする際に必要なことやルールなどがまとめられています。また保育園側もどのように対応するかなどもまとめられています。

 

7、セクハラ・パワハラに関する防止マニュアル

→意外と知られていませんが、最近は監査や第三者評価などでも調査項目に入っており、運営側は働く保育士に対しての接し方を明確にルール化されています。

 

 

 

 

 

 

◆この記事のまとめ

・意外と保育園におけるマニュアルの重要性と実際に多くの保育園マニュアルが活用されているのが今回の記事で初めて知った人もいるかもしれません。原則として存在する保育園のマニュアルは全て目を通して理解しておく必要があります。しかしマニュアルはあくまでもマニュアルです。基本はこのマニュアルをもとに保育士として働くことが大切ですが、子どもへの接し方は全て一緒ではありません。保育園のマニュアルは最低付言必要なことをまとめたものであり、日々の保育や子どもたちへの接し方については、その場や園児に応じた対応が必要となります。そのあたりを含めて日々の保育にあたってくださいね。

 

 

いかがでしたでしょうか。

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