保育園の栄養士・調理スタッフ
2016/08/16
子どもたちの成長の元になる保育園の給食。
今回はその給食を作る栄養士さん、調理員さんの仕事について特集を組みました。
保育園の栄養士の仕事
献立作成
まず、しっかりと栄養計算をおこなった上での『献立作成』が主な業務となります。
子どもたちの成長に合わせ、食材や調味料の量を調整し、メニューを考えていきます。
なお、複数園を運営している法人では、献立作成を順番に回したり、本部で一括で作成しているところもあります。
アレルギーチェック
園児の中にはアレルギーを持っている子もおり、そのチェックも栄養士の仕事となります。
また、園長やクラスの担任としっかりと情報を共有していくことも大事になってきます。
発注業務
食材の発注も栄養士の仕事となります。
常に冷蔵庫の状況を見ながら先のことまで見越しておきましょう。
調理業務
ほとんどの保育園では栄養士の方もこの後に説明する調理業務を兼ねることになります。
基本的には、給食が出来上がる昼前までが調理場の忙しさのピークとなり、その後の片付けやおやつ作りの時間に抜けて事務作業を行うのが一般的な流れとなります。
保育園の調理のお仕事
給食作り
保育園の調理スタッフにとって、もっともメインとなる仕事です。一般的な家庭料理との違いとしては、『食材を小さく切る』、『味付けを薄めにする』といった点が挙げられます。
なお、そこまで求められることは稀ですが、ベテランの調理さんになるとその日の気候や保育のカリキュラムによって味付けを調整したりしているようです。
食育活動
健康に好影響を及ぼす様々な栄養素が科学的に証明されていることにより、食の重要性が改めて見直されてます。
保育園では、保育士との連携を取りながら食育活動を重視しているところが増えています。
離乳食作り
また、まだ噛めない子どものために離乳食を作るのも調理の仕事です。
離乳食は食材の切り方や使い方、調理方法によって段階が分かれており、個人差はあるものの5〜6ヶ月の子どもは前期食(初期食)、7〜8ヶ月は中期食、9〜11ヶ月は後期食、12〜15ヶ月は完了食となります。
完了食の頃になると、ほぼ、大人と同じものを食べるようになります。
おやつ作り
子どもたち(先生たちも?)が大好きなおやつも手作りで作るところが増えています。
掃除・皿洗い
最後の片付けも調理員の大事な仕事です。
また明日、おいしい給食を作るためにも、しっかりと心を込めておこないましょう。