保育士資格・幼稚園教諭免許の取り方
2016/08/12
既に資格をお持ちの方や、取得を目指して学校に通学中or試験勉強中の方については少し退屈ですが、今回は資格の取り方とそれぞれのメリットとデメリットについてお話ししていきます。
また、3の項目では、どちらか片方の資格を持っていればもう一方の資格も取得できる【特例制度】についても書いています。
様々な理由で片方の資格しか持っていないという方は是非ともこのタイミングで資格取得を検討してみてください。
1、保育士資格の取り方
大学、短大、専門学校の保育士養成科に通学する(95パーセント以上がこの方法です)
メリット
・学校によって決められた2〜4年の期間が経てば単位を落とさない限り確実に資格が取得できる。
・学校生活の中で保育士、幼稚園教諭の友達ができる。
・実習などを通して現場を体験できる。
デメリット
・100万円を軽く超える学費がかかる。
・決められた期間よりも早く資格を取得することができない。
国家試験で取得する
メリット
・最短で1年以内に資格を取得できる。
・完全に独学で勉強した場合、参考書などを含めても3万円程度あれば取得可能
デメリット
・合格率が20%程度の試験の為、うまく通らないと学校に通うより時間がかかってしまうこともある。
・自分で保育園でのアルバイトやボランティアを探さない限り、資格を取得するまでに現場を体験する事ができない。
2、幼稚園教諭免許の取り方
大学、短大、専門学校の幼稚園教諭養成科に通学する(幼稚園教諭の資格取得については特例制度以外はすべてこの方法)
メリットとデメリットは上記の保育士養成科の記述と同じです。
3、特例制度
幼稚園や保育園の認定こども園化を進めていく為に、どちらかの免許を持っている方がもう一方の資格取得を応援する特例制度が平成31年まで実施されます。
それでは、今回は幼稚園教諭の免許を持っている方が、保育士資格を取得までの流れについて説明していきます。
保育園や幼稚園などで3年以上かつ4,320時間以上の勤務をする。(4,320時間は1週間あたり約30時間となりますので週5×6時間か週4×8時間が目安となります)
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指定保育士養成施設(指定幼稚園教諭養成施設)で4教科を受講する。(通信の学科もあり。また、既に履修している科目については受けなくていい場合もあり)
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保育士試験に受験申請 ※全科目免除となりますのですべて履修できている場合は本当に申請のみとなります。
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合格証が届くので、登録申請をします。