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保育業界のお役立ち情報

私学共済と燃料手当【求人票】

2016/08/13


前回に続いて保育・幼稚園の求人の見るときのチェックポイントを解説していきます。
今回は、みなさまの「えっ、何、この言葉?」という疑問を中心にご説明していきます。

私学共済

頭の中が「???」ってなりがちな言葉ですが、簡単に言えば『学校法人の社会保険制度』と考えていただければと思います。
保育業界では、主に幼稚園や認定こども園がこの制度の対象となります。
ちなみに、通われていた方も多いと思いますが、私立の小学校、中学校、高校、大学、短大の先生たちも加入しているケースが多いです。
せっかくですので、「そもそも社会保険ってなんだっけ??」って方のために。
大きなところでは、『年金』と『健康保険』にまとめて加入できる制度です。

基本的に国民にとって加入を義務付けられているものであり、労働時間の不足などで加入条件を満たしていない場合は収入基準を満たしてない場合を除き、
1、『国民年金』&『国民健康保険』に入る
2、家族の扶養に入る
といったどちらかの選択肢を選ぶ必要があります。

燃料手当

北海道、東北、北信越など気温が下がりやすい地域の求人でよく目にするこのフレーズ。
関東以西の方にとってはあまり関わりのない部分となりますので、ここについてはさらっと読み流していただいてかまいません。
さて、本題に入りますと、これは『寒い地方の冬の暖房代』といった名目での特別手当となります。
私もこの仕事につき始めてから、冬に東北や北海道の保育士養成校の先生とお話しをしに行くことが増えました。
とりあえず一つだけ言えることは、関東に住んでる人間にとって北の寒さは想像を絶します。
九州や沖縄に住んでいる方にとっては、同じ国の中だとはきっと思えないでしょう。
関東以西では、多少寒くても布団にくるまってればなんとかしのげます。

ですが、雪国ではそうもいきません。
そんな冬を乗り越える為に用意された手当なのです。
保育業界ではあまり見かけませんが、『寒冷地手当』『暖房手当』といった名目で支給しているところもあります。
ただ、この制度自体が廃止に向かって進んでいる傾向にあるため、給与の総支給額との兼ね合いもあるものの、支給している法人については積極的に入職を検討しても良いかと思います。


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