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保育関連の施設による特徴

学童・児童館

2017/01/06


今、保育士の方々からの人気が急上昇している学童・児童館。
ただ、新卒の学生さんの就職相談や、転職希望の方のカウンセリングをしていると、この2つが結構ごちゃごちゃになっていることがあります。
というわけで、今回はそれぞれの特徴についてお話しします。

学童の特徴

主に夕方まで保護者が自宅にいない小学生の子どもを対象に、遊びや生活の場を提供する施設です。
少し難しい表現になってしまいましたが、イメージとしては小学生の子どもにとっての放課後の保育園の代わりとなる場所とお考えください。
ちなみに『学童』は略称で、正式名称は『学童保育』となります。
自治体によっては、≪こどもクラブ≫や≪保育クラブ≫という呼び方をしている場合もあります。

主な設置場所

1、小学校の近くの独立した施設
2、放課後の小学校の教室
3、児童館の中

実際の仕事内容

基本的に学校がある平日については、午後から子どもたちが登校してきます。
それまでは、受け入れの準備(ミーティング、お菓子の買い出し)や必要書類の記入、季節の制作などをしながら子どもたちを待ちます。

かなり和気あいあいとした施設が多いですが、保育園や幼稚園と同じく行事前は少しだけ忙しくなります。
子どもたちが登園をし始めると、動きがかなり活発になります。宿題の見守りや、お菓子の準備、広場(校庭)が使える時などは球技遊びなど仕事内容は多岐に渡ります。

幅広い仕事内容となるため、実際の現場の方の話を聞くと各スタッフが得意なことを中心にみんなで助け合いながらやっているようです。
ちなみにパート・アルバイトの募集についてはこの午後の時間の専属スタッフの求人内容になることが多いです。

児童館の特徴

0〜18歳までの子どもが自由に遊びに来ることができる、地域に開かれたスペースです。
健全な遊びを通して子どもの生活の安定や、心や身体の発達の手助けをしていく施設としても位置づけられています。
行ったことのない方にはなかなかイメージしづらい部分もありますので、今回は児童館での遊びについて紹介します。

具体的な遊び (例)

乳幼児
→おもちゃ、絵本、ボールプール、塗り絵など
・小学生以上
→おもちゃ、ボードゲーム、マンガ、小説、コマ、けん玉、卓球、バスケなど

学童・児童館の必要資格

学童・児童館で有資格者として働くための必要資格としては、以下の通りとなります。
・保育士資格
・幼稚園教諭免許
・教員免許
・社会福祉士

また、無資格の方(資格をお持ちでない方)でも2年間の実務経験を積むことで、『放課後児童支援員』の資格取得が可能となり、上記の資格を持っている方と同等の待遇で働ける施設が増えております。


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